top of page

2022/08/20 政治家対談Part. 2 奥田ふみよさん(前半)

こちらの記事では2022年8月20日に行った奥田ふみよさんとの対談内容について紹介します!


奥田ふみよさんは現在、れいわ新選組に所属し、統一地方自治体選挙対策本部・副本部長を務めています。「子どもを大切にする社会」をスローガンに掲げながら一人一人が大切にされる社会を目指して活動されています。




1 今の仕事を始めたきっかけ


まず最初の質問として奥田ふみよさんが現在のお仕事を始めたきっかけについて伺いました。


奥田さんのお子さんは、公立の中学校に入学された際に、理不尽な校則により苦痛を感じていたそうです。その時に奥田さんは自分の子どものように苦しんでいる子たちがたくさんいるということに気づきました。


この気づきにより、奥田さんは福岡県の糸島市で理不尽な校則を廃止する活動を一人で始めました。

そこで同じ問題意識を持つ親御さん、弁護士、牧師、大学教授、精神科の先生などさまざまな人々に出会い、糸島スマイル校則プロジェクトを立ち上げました。


このプロジェクトの一環として奥田さんは毎月、糸島市の教育委員会と面談をしました。

そして、声をあげれば理不尽な校則が変えられるんだ、ということを実感し、このような活動を全国に広げていこう、と考えていた時、福岡県で開催されたれいわ新選組の代表、山本太郎さんとのお話会にお子さんを引き連れて参加しました。


質疑応答で直接、山本代表にれいわ新選組が掲げる教育方針について質問したところ、「今の不条理な社会を変えたいという熱意のこもった返答をいただいた」そうです。お話会の後、会場を後にしようとしていた奥田さんにれいわ新選組のスタッフからお声がかかり、突然参院選の候補者として福岡選挙区からの立候補を勧められました。


ピアノの先生としてお仕事をされ政治については素人であった奥田さんは初めは戸惑いましたが、「今の政治には強い信念を持つど素人が必要なんです。」と背中を押され、出馬を決心しました。


子どもを大切にする社会に変えたい、という目的を掲げ、参院選では8万2333名の有権者から票を託されたそうです。



2 理不尽な校則の一番の問題点は何か


奥田さんは今ある校則の1番の問題点は基本的人権を無視していること、と断言されました。


理不尽な校則は子どもの人権を侵害するだけでなく、平和、参政権、ブラック労働にも関わる、と選挙活動でも強調されていたそう。

校則は絶対に守らなくてはいけないルール、秩序、そして伝統なんだ、という意識を子どもたちに植え付け、諦めさせる。この結果として自分で考える力を失った思考停止状態の子どもが生まれてしまう。


どうせ自分一人が何を言っても変わらない、関係ない、意味がない、と信じさせてしまう理不尽な校則はまさに日本が抱える投票率の低さにつながっているとお話しされました。

投票率の低さだけに関わらず、この校則問題は働き方にも影響を与えていると奥田さんは指摘します。


劣悪な労働環境にいてもそこに安住してしまい変えようと行動を起こせない、これは理不尽な校則に対する生徒たちの反応と変わらないのではないでしょうか。

また、奥田さんは理不尽な校則は子どもたちだけでなく、教師の人権まで侵害していると訴えます。


多くの教師たちは上から子どもたちに校則を守らせるように指示され、校則は教育に欠かせないものなのだ、という考えを強制させられている、とおっしゃいました。

このように、校則問題は子どもたちの学校生活だけでなく、その未来までにも大きな影響をもたらしていると言えます。



前半の記事は以上です!

高校生支部はこれからもたくさんの政治家の方々と対談を行なっていきます。インスタグラムでは質問も募集中ですのでぜひ気軽にDMを送ってください!

Comments


Voice Up Japan高校生チーム

一般社団法人Voice Up Japanの​高校生メンバーが集まったチームです。

ジェンダー・セクシュアリティなどのアイデンティティが否定されずに、

誰もが自分らしく生きられる社会を実現する」ことをビジョンとして活動しています。

​お気軽にご意見、ご要望などお聞かせください。お待ちしております!

Email: voiceupjapan.highschool@gmail.com

Instagram: @voiceupjapan_highschool

© 2023 by Voice Up Japan 高校生チーム

bottom of page